森保一監督にE-1選手権のメンバー招集で望むのは「器の大きさ」。日本代表を強化する国内組はこの23人だ (2ページ目)
好みは抑え気味に選んだ23人
吉田も、0-3で敗れた先のチュニジア戦で、戦犯に挙げられた選手である。2失点に絡むプレーに、衰えを見たとする声は少なくない。事件の火種になる可能性を秘めた選手になっている。
森保監督が、自身が考える代表の有力候補選手を、本番まで残り数試合という段でわざわざ外す理由は、日本のためではなく自分のため、もっと言えば保身のためなのではないか。そう突っ込みたくなる。日本代表強化にとってプラスになるとは思えない。
長友と(日本復帰なら)吉田は加えるべしと言いたいが、以下に挙げる、筆者が推す23人の中からは、とりあえず名前を外しておく。
GK
権田修一(清水エスパルス)、鈴木彩艶(浦和レッズ)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
谷口彰悟(川崎フロンターレ)、西尾隆矢(セレッソ大阪)、中谷進之介(名古屋グランパス)、岩田智輝(横浜F・マリノス)、三竿健斗(鹿島アントラーズ)、山根視来(川崎フロンターレ)、安西幸輝(鹿島アントラーズ)、小池龍太(横浜F・マリノス)、角田涼太朗(横浜F・マリノス)
MF
大島僚太(川崎フロンターレ)、藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)、樋口雄太(鹿島アントラーズ)、西村拓真(横浜F・マリノス)、藤井智也(サンフレッチェ広島)、満田誠(サンフレッチェ広島)
FW
鈴木唯人(清水エスパルス)、宮市亮(横浜F・マリノス)、鈴木優磨(鹿島アントラーズ)、上田綺世(鹿島アントラーズ)、細谷真大(柏レイソル)
権田、大迫、谷口、山根、上田。6月に行なわれた代表戦4試合に招集されたメンバーは、ベースになる選手として全員選ぶことにした。谷口、山根が軸になる。CBには森保監督の中で常にボーダーラインにいるとおぼしき中谷も加えた。候補に挙がったことがある西尾も、森保監督がそれなりに評価している選手に見える。
ここに記した23人はあくまでも独断だが、時期が時期だけに、こちらが森保監督の嗜好をある程度、反映させないと、現実的ではないというか、強化につながらないと考える。筆者の好みはやや抑え気味にしたつもりだ。
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