2002年生まれの選手にとっての日韓W杯。「運命的」「サッカーをするために生まれてきた」 (4ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFP/AFLO

中島大嘉(コンサドーレ札幌/FW)
2002年6月8日生まれ。大阪府出身。今季J1リーグ10試合出場2ゴール。ルヴァンカップ5試合出場4ゴール。

 小学生の頃からサッカーを見るようになって、2002年に日本でワールドカップがあったことも知りました。しかも、自分が生まれた日に、(デビッド・)ベッカムがどこかのスタジアムで点をとったらしくて。スゴい時に生まれたなって思います。
(注:実際にベッカムが点をとったのは、中島誕生1日前の6月7日。札幌ドームで行なわれたグループリーグのアルゼンチン戦でのこと)。

 昔、ブラジル代表のロナウドもすごい好きやったんで、そういう選手が日本で活躍したこととか、自分の実家はセレッソのスタジアムに近いんですけど、そこでも試合をやっていたことを知って、「うわっ、スゴいな」って思いました。

 当時は日本中がサッカーに熱狂していたと聞くと、そういうのも含めて「サッカーするために生まれてきたんちゃうんかな」って思っているところはあります(笑)。

 自分の記憶にある最初のワールドカップは、2010年大会です。南アフリカの時。小学2年生の時に、日本代表がベスト16へ行っているのを、スゴいなって思いながら見ていました。

 前回の(ロシアの)ワールドカップの時、自分は高校生やったんですけど、外から見るワールドカップはこれで最後にする、って決めていました。

 けど、このまま行ったら絶対に、到底その......、高校生当時の自分を失望させることになると思うんで。(今年のワールドカップに出場する)可能性はゼロじゃないと思うし、ここからしっかりトレーニングして、今の自分の課題を克服すれば、そこに手が届く可能性もあるんじゃないかな、って自分では思っているんで。頑張ろうって思っています。

 ホンマ、(可能性が)ゼロじゃないと思うんで、そこはサッカーをやっている以上、狙っていきたいところではあるなと思っています。

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