中村憲剛&佐藤寿人が語る森保ジャパン2022。「中心は中盤の3センター。彼らは代えが利かなくなってきた」 (6ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by JFA/AFLO

中村 ここから期間が空くので、とにかくコンディションを高めつつ、ケガをしないでほしいということ。今回の麻也とか冨安のように、直前で招集できなくなるということもあり得ますから。

 一方で、そうなった時に、今回の彰悟と滉のような存在も求められてきます。スタメンで出ている選手たちが招集できないという可能性もあるので、もしそうなったとしても、その穴を埋める、あるいは上回れるような選手が出てくることを期待したいですね。

(第10回につづく)

【profile】
中村憲剛(なかむら・けんご)
1980年10月31日生まれ、東京都小平市出身。久留米高校から中央大学に進学し、2003年にテスト生として参加していた川崎フロンターレに入団。2020年に現役を引退するまで移籍することなく18年間チームひと筋でプレーし、川崎に3度のJ1優勝(2017年、2018年、2020年)をもたらすなど黄金時代を築く。2016年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞。日本代表・通算68試合6得点。ポジション=MF。身長175cm、体重65kg。

佐藤寿人(さとう・ひさと)
1982年3月12日生まれ、埼玉県春日部市出身。兄・勇人とそろってジェフユナイテッド市原(現・千葉)ジュニアユースに入団し、ユースを経て2000年にトップ昇格。その後、セレッソ大阪→ベガルタ仙台でプレーし、2005年から12年間サンフレッチェ広島に在籍。2012年にはJリーグMVPに輝く。2017年に名古屋グランパス、2019年に古巣のジェフ千葉に移籍し、2020年に現役を引退。Jリーグ通算220得点は歴代1位。日本代表・通算31試合4得点。ポジション=FW。身長170cm、体重71kg。

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