スペインの名指導者が日本代表の戦術的不具合や数々の問題を指摘。「いつか痛い目を見ることになる」 (3ページ目)
もしあそこで2枚目を受けていたら、チームはひとり少ない状態で戦う羽目になっていた。『そうならなかった』で流すのではなく、プレーの価値を検証すべきだ。
試合としては、日本は勝つべくして勝ったと言える。前半はうまくいかなかったが、守備は盤石だったし、後半は日本らしさが出た。遠藤、田中のダブルボランチが安定し、三笘が左から崩しに入り、チームとしての攻めの厚みが増していた。繰り返し言うが、伊東の決勝点は偶然ではないだろう。
ただし、戦術的不具合をなかなか解消できなかったことや、見逃せないディテールのミスがあったことは、これからの戦いへ向けて肝に銘じるべきだろう。さもなければ、いつか痛い目を見ることになる。心から日本の健闘を祈りたい」
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