東京五輪で叶わなかったメダル獲得へ。J経験豊富なメンバーそろうパリ五輪世代が本格始動 (2ページ目)
J1リーグでもすでに際立った実績を残している松岡大起この記事に関連する写真を見る なかでも際立つ実績を残しているのが、清水エスパルスのMF松岡大起(出場31試合。うち先発31試合。※出場・得点記録はJ1第33節終了時点。以下同じ)である。
10代だった一昨季から、すでにサガン鳥栖の主力ボランチとして活躍していたが、今季途中に清水へ移籍して以降も、その存在感は薄れていない。キャプテンシーも備えており、今後は"パリ世代"の顔となっていく選手だろう。
同じ清水からは、MF鈴木唯人(出場28試合。うち先発21試合。得点2)も今回のメンバーに加わった。持ち前の優れたテクニックに加え、コンタクトの強さも増しており、今季はさらなる伸びしろをうかがわせている。
また、湘南ベルマーレからは、ふたりの19歳が送り込まれていた。MF田中聡(出場31試合。うち先発26試合。得点2)と、DF畑大雅(出場17試合。うち先発12試合)だ。
田中は昨季すでに17試合に出場し、台頭の兆しを見せていたが、今季は押しも押されもせぬ中心選手として活躍。主にボランチを務めながらもゴール前へ進入する意識を高め、記念すべきJ1初ゴールも記録している。
一方の畑は、スピードを生かした突破力で湘南のサイド攻撃に不可欠な武器となっている。今回の香港戦でも、それを裏づけるように、突破からのクロスで先制点をアシストした。
畑が「代表ではチーム(湘南)と違うポジションをやることもあり、チームでは得られないものがある。同年代とやれて、いい刺激になる」と話しているように、それぞれの活動をうまく組み合わせ、自らの成長につなげている様子が見て取れる。
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