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森保監督「二足のわらじ」はもう無理か。
W杯予選の新日程で問題山積 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images


 さらに、W杯イヤーにあたる2022年度のスケジュールはまだ不透明のままだ。

 そもそも当初のFIFAのカレンダーでは、2022年3月の大陸間プレーオフで最後の2枠が決定され、翌4月に本大会の組み合わせ抽選会が予定されていた。そして翌5月末から6月14日までに4試合分、9月に2試合分のIMDが用意されており、11月14日から本大会に出場する代表選手が所属クラブからリリースされ、11月21日に開幕するW杯本番に臨む予定となっていた。

 ところが、予選の消化が大幅にずれ込んだため、アジア最終予選のグループ3位チーム同士で戦うホーム&アウェーの大陸間プレーオフ出場決定戦は、最速でも2022年3月に開催するしかない。となれば、大陸間プレーオフを5月末から6月14日までのIMDで消化せざるを得なくなり、本大会組み合わせ抽選会はそれ以降に行なう可能性も高くなる。

 そのあたりについては、各大陸の予選開催状況も影響してくるため、現時点では何とも言えない。ただ問題は、少なくとも最終予選が終了する2021年度まで予選以外の強化試合を1試合も組めないうえ、予選突破を果たしたとしても、その後に強化試合を組み込める日程がほとんど残されていないことだろう。

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