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森保監督の目論見どおり。
ウルグアイ戦で左サイドの杉岡が急成長 (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 同年代では、冨安がA代表の中心選手に育った。

「(冨安は)カバー能力がありますし、奪ったボールをつなぐのも落ち着いてやれる選手。同年代ながら尊敬する部分があります」

 チリ戦とウルグアイ戦で、多くの日本代表初キャップが生まれた。そのなかで、2試合連続で先発出場を果たしたのは、杉岡ただひとり。しかも、彼は現在、コパ・アメリカでフル出場継続中だ。

 荒削りな面があるのは否めないが、実戦で露になった課題をすぐに克服し、トライする姿勢は魅力的だ。この姿こそ、多くの東京五輪世代にオーバーエイジを加えてコパ・アメリカのメンバーを編成した森保一監督の、目論見どおりではないだろうか。

 ウルグアイ戦の引き分けによって、6月24日(日本時間6月25日・8時)のエクアドル戦は日本代表にとって消化試合ではなくなり、グループリーグ突破をかけた真剣勝負となる。エクアドル相手に勝ちに行くことを前提に、時間帯とスコアによってはプランを変えていく駆け引きも交えながら、ベスト8進出を目指して戦う。このような試合のなかで、若い選手たちはさらなるレベル向上を図ってほしい。

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