師はラモス瑠偉。W杯3回出場の茂怜羅オズはなぜ日本を選んだのか (4ページ目)

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by JFA/AFLO

「日本に来て、日本のよさを知り、本当に日本のことが好きになりました。まだまだやらないといけないことはたくさんありますが、日本のために何かをしたいですね」

 物静かな印象で、流暢な日本語を操るその口調も穏やかだ。熱血漢のラモスとは対照的ではある。しかし、日本のビーチサッカー界を良くしたい、強くしたいという想いの強さは、「日本人よりも日本人らしい」と言われたラモスにも引けを取らないだろう。

 茂怜羅オズ、33歳――。ブラジルからやって来た、砂の上のサムライである。

profile
茂怜羅(モレイラ)オズ
1986年1月21日生まれ、ブラジル・リオデジャネイロ出身。東京ヴェルディBS所属。6歳からビーチサッカーを始め、地元クラブのヴァスコ・ダ・ガマに入団。2004年から2年連続でブラジル全国大会を制し、2006年にはドイツのウニオン・ブラジルでドイツ全国大会も制覇。2007年に初来日し、2011年に日本国籍を取得する。日本代表としてビーチサッカーW杯に2013年、2015年、2017年出場。世界ベスト5プレーヤーには4度選出されている。ポジション=フィクソ。190cm、90kg。

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