ベレーザが4連覇達成。
優勝したのに選手の自己評価は「20点」だった
27日になでしこリーグ第17節が行なわれ、首位の日テレ・ベレーザがAC長野パルセイロレディースに2-1で勝利し、最終節を待たずに4連覇を達成した。
最後は笑顔で喜び、優勝を分かち合あった日テレ・ベレーザのメンバー 16節では、ホームで味の素フィールド西が丘に5000人近い観客を集めながら、2位のINAC神戸レオネッサとスコアレスドローに終わり、優勝を決められなかったベレーザ。
何としてもホーム最終戦である、AC長野戦で優勝を決めたいという想いは強かった。にもかかわらず、優勝が決まったその瞬間、ピッチ上は意外にも静かだった。ただの一人も歓喜の表情を見せなかったのである。不思議な光景だった。
答えはこの試合の中にあった。長野は優勝を阻止したい。ベレーザの巧みなパス回しに惑わされることなく、フィニッシャーを徹底的にマークする。前線で懸命にシュートを狙い続けるエース田中美南がその餌食となるが、当然その周りのスペースは空いてくる。ベレーザの先制点は混雑するペナルティエリア内ではなく、「今までにないゴールだった」と語った長谷川唯がダイレクトで放ったミドルシュートだった。
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