海外組との融合始まるウルグアイ戦。イニシアティブを握るのは誰だ? (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 次のウルグアイ戦では、指揮官のサッカーをよく知る青山と槙野が欠場する可能性も高い。それでもウルグアイに対して臨機応変に戦えるのか、ピッチ上でどのような対応力を見せられるのか、その際、誰がイニシアティブを握るのかも確認したい。

 ウルグアイは今夏のロシアワールドカップでベスト8に進出した強敵で、来日メンバーには、バルセロナで活躍するFWルイス・スアレスこそいないものの、GKフェルナンド・ムスレラ(ガラタサライ/トルコ)、DFディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード/スペイン)、MFロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス/イタリア)、FWエディソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン/フランス)らがズラリと並ぶ。

 もっとも、日本がパナマに3-0と快勝した12日、ウルグアイは韓国に1-2と敗れている。しかも、この試合には主力選手たちが先発したため、日本戦で彼らがスタメンに名を連ねるかどうかはわからない。とはいえ、韓国・日本と回るアジアツアーで2連敗を喫するわけにもいかないだろう。どんなメンバーが先発しても、ウルグアイの本気度が高いことは確かだ。

「新しい選手が入ってどこまでできるか。次が勝負だと思っています」と青山が言えば、「今、俺らがやっていることをどれだけ表現できるか、だと思います」と原口も言う。新生・日本代表にとって初めて迎える高き壁――ウルグアイ相手に何ができるのか、結果以上に内容に注目したい。

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