「桁違いの重責」。A代表と五輪を兼任する森保一監督の不安材料 (4ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 高橋 学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 だとしても、森保監督の経験値を鑑(かんが)みるに、A代表監督に加え、五輪代表監督も兼任とは、最初からあまりにすべてを背負わせすぎではないだろうか。

 まして東京五輪はこれまでの五輪とは違い、周囲の期待もプレッシャーも桁違いに大きい。そもそも五輪代表監督だけでも、相当な重責だったはずなのだ。

 森保監督にA代表と五輪代表の両方を託すと決まった以上、まずは成り行きを見守るしかない。

 だが、広島時代に見た、森保監督の確かなチーム作りの手腕を知るからこそ、はたしてこれが、彼の現時点での能力発揮するに最適な環境なのだろうかと、少なからず不安になる。

◆森保ジャパンの方向性は見えず。代表監督就任記者会見への違和感>>

◆J指導者がスペインのW杯敗退で痛感した「監督に大金をかける必要性」>>

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