2018.07.06

スペインの名将がつけた、ベルギー戦
先発11名への愛情あふれる通信簿

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by JMPA

ミケル・エチャリのベルギー戦レポート>>

「このような形で敗北するというのは、冷たい水を浴びせかけられるようなものだった。”我々は”一度は2点をリードした。その後、同点にされながらも、残り30秒で敵陣でCKを取っていた。それをひっくり返されてしまったわけで、少なくとも引き分けには値したといえる。延長戦を見たかったという強い思いが残った。これは喪失感なのだろうか。うまく結果を飲み込めず、試合の翌日はこのリポートに手をつけられなかった。私は、日本が心に訴える試合をしたと思っている」

 かつてハビエル・デ・ペドロやシャビ・アロンソを育てたスペイン人指導者、ミケル・エチャリは、日本対ベルギー戦後にそう記している。今回も冷静でありながら、情熱のこもったリポートになった。

「日本はサプライズになる」

 大会前からそう予想していたエチャリは、ベルギー戦に挑んだ日本代表の選手たちのプレーをどのように評価したのか?

GK

川島永嗣川島永嗣
4試合連続の先発。前半、エデン・アザールが左足で打ったシュートを弾いたパンチングはよかった。日本の1失点目は、クロスに対するパンチングが弱すぎた。だが終盤、ナセル・シャドリ、ロメロ・ルカクの決定的シュートを立て続けに防いでいることは見逃すべきではない。