サッカー五輪代表・久保裕也「最終予選で3年前の借りを必ず返す」 (5ページ目)

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 2015年12月の中東遠征(0-0イエメン、0-0ウズベキスタン)では、ゴール欠乏症に泣かされた。その分、欧州で結果を出している久保にかかる期待は大きい。

 最後に、久保に聞いた。

――最終予選、日本が五輪切符を手にするためのキーポイントは何だろうか。

「個の力だと思います。代表のような“即席チーム”になると、コンビネーションで崩して点をとるのはなかなか難しい。最後は、個で打開して、点を取らないといけない。それを可能にするために、自分はスイスでプレーしてきたし、厳しいポジション争いの中で戦ってきた。U-19のときの借りをしっかり返して、アジアで優勝して五輪の切符を勝ち取りたい。今は、そのことで頭がいっぱいです」

 ヤングボーイズでは、前半戦17試合に出場して4得点と、まずまずの結果を残した。しかし、スイスに行って3年間で培ってきたものは、単なる数字だけにはとどまらない。今回の最終予選では、そのことを証明してくれるはずだ。

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