リオ五輪予選メンバー発表。世界レベルで見た彼らの実力は? (4ページ目)
中盤の選手でも、イングランドのアレックス・チェンバレン(アーセナル)、フランスのアドリアン・ラビオ(パリSG)、キングスレー・コマン(バイエルン)、スペインのオリベル・トーレス(アトレティコ・マドリード)、クロアチアのマテオ・コバチッチ(レアル・マドリード)、ドイツのジョシュア・キミヒ(バイエルン)らが欧州のビッグクラブで鋭気を見せている。ポルトガルのルベン・ネベス(ポルト)、ドイツのユリアン・ヴァイグル(ドルトムント)のような10代の司令塔にも飛躍の予感がある。
日本のリオ世代を彼らと比較するのは酷かもしれないが、世界では酷烈な凌ぎ合いが続く。鉄は叩かれるほどに強くなるというが、ハイレベルなCLでプレーする若手選手は「男子三日会わざれば刮目して見よ」のことわざ通り、劇的な変身を遂げる。2015年シーズンになってようやくJ1、J2で出場機会を増やした程度の日本のリオ世代は、圧倒的に成熟が足りない。世界を例に出すまでもなく、例えばシドニー世代の主力選手は10代でJの主力になっていた。
では、リオ世代が勇躍するにはなにが触媒として必要なのか?
それはザルツブルクに移籍後、代表にデビューした南野の変化に答えがあるのかもしれない。
(続く)
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