アジア2次予選レベルに埋没。この勝利を喜ぶ日本代表に成長はない (4ページ目)
その他の選手も同じだ。明らかに格上のプレーを見せた選手はどれほどいるか。タイムアップの笛が鳴った瞬間、しかし、不満そうな表情を浮かべた選手もいなかった。
いつの間にか日本代表は、W杯アジア2次予選のレベルにすっかり埋没してしまった感じだ。この試合を中継していた日本のテレビがどう伝えたかは知らないが、もし大喜びだったとすれば、このレベルにメディアも居心地のよさを見出していることになる。その影響を受けやすい国民もしかり。
W杯アジア2次予選は、五輪チームの強化に充てるべき。かねがねから僕はそう主張してきたが、その思いは深まるばかりだ。2試合に1回は五輪チーム主体で。そのくらいの設定でも首位通過するぐらいでないと、W杯本大会でベスト16は狙えない。残る2試合が行なわれるのは来年3月。おそらく、どちらかの試合に敗れても予選通過はできるはずなので、思い切ったメンバー編成で臨むべきと言いたいところだが、ハリルホジッチに言わせれば「試したい選手はあと1人か、2人」となる。
格下に中途半端に楽勝する試合はまだ続く。日本の成長はその間、確実に停滞する。いやな予感を覚えずにはいられない。
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