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症状が悪化したイラン戦。ハリルジャパンはパスサッカーを捨てた (5ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 その一つが、シリア戦後の原稿でも述べたとおり、サイドチェンジであり、サイド攻撃。サイドバックの活躍であり、その高いポジショニングだ。そのためにはどうするかという追求をせず、高校サッカーのような単純かつ非論理的な攻撃に走るハリルジャパン。日本には、無理を可能にするロッベン、ファン・ペルシーのようなスーパーFWはいないのだ。

 このサッカーではアジア最終予選さえ危ない。4、5番手争いがいいところだと僕は思う。

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