2014.08.11

スペイン人記者が下す、アギーレ監督の本当の評価

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 日本代表監督に就任したハビエル・アギーレ。彼はどのような監督なのか、どういうサッカーを行なうのか、そしてどんな選手が好みのタイプなのか。メキシコ人監督を見守り続けてきたエスパニョール番記者、オサスナ番記者3人に、S、A、B、Cの4段階で評価してもらった。

選手にやる気を出させることで定評のあるアギーレ監督
「結果には満足、内容には……」~フランセスク・ビア(『エスパニョールTV』)

 ハビエルを評価するとしても、何を基準にすればいいんだい? 例えば、エスパニョールとオサスナでも、彼に対しての評価は変わるだろう。エスパニョールの監督として合格点は与えられるだろう。しかし日本が何を目的にして彼を選び、ノルマをどこに設定するかによって、評価は変わってくるはずだし、同じ条件で日本とエスパニョールの話をすることはできない。

 監督としてはとてもプロフェッショナルの意識が高く、メディアのこともリスペクトしてくれる。とはいえ、話をすることと、話をしないことは徹底している。選手の個人評価に関しては基本的には話をしない監督だ。

 戦術に関して、特別なものはない。安定したシーズンを過ごすことがリーガで成功を得るためには必要であり、戦力が豊富とは言えないチームで勝ち点を重ねるためには守備的なサッカーをせざるを得なかった。だが、スペイン人の気質から言えば、もっと魅力あるサッカーを見せて欲しかったというのも事実。だから、結果には満足しているが、内容には不満が残るね。