2013.12.09

W杯C組・すでに日本はコロンビア指揮官に丸裸にされている

  • 三村高之●文 text&photo by Mimura Takayuki

ブラジルW杯ベスト8への道
対戦シミュレーション(1)コロンビア

 日本がグループリーグ最終戦で対戦するコロンビア。グループC、FIFAランキング最上位国(4位)の注目選手は、何といってもストライカーのファルカオ(モナコ)だろう。2部リーグのクラブではあったが、13歳と4ヵ月でプロデビューを果たし、その後アルゼンチンのリーベルプレートへ移籍しユースで実力を磨いた。

 2004年からトップチームに昇格し、5年間で45得点を挙げてヨーロッパへはばたく。ポルトとアトレティコ・マドリードでは、それぞれ1試合平均0.83と0.77という驚異の得点率でゴールを量産し、チームをリーグやカップ戦の優勝に導いた。今回の南米予選でも9得点をマークしランキング3位。しかも彼のゴールは試合を左右するような貴重なものが多く、ここ一番の勝負強さを誇るチームの大黒柱といえる。

コロンビアを率いるアルゼンチンの名将、ホセ・ペケルマン しかしコロンビアを98年フランス大会以来のW杯出場に導いた最大の功労者は、監督のペケルマンだ。彼はアルゼンチンのユース代表を率いて3度世界チャンピオンとなり、A代表の監督として06年ドイツ大会にも出場している。

 南米予選序盤で1分け2敗とつまずいたコロンビアは、彼に白羽の矢を立てて口説きに口説いた。ペケルマンは「代表監督になると、アルゼンチンと戦うことになるかもしれないので」という理由で20以上の国からのオファーを断ってきた。だが、熱意ある説得と、選手時代にプレイしたコロンビアが気に入っていたため、第5節から監督に就任することになった。