グアテマラ戦、ガーナ戦出場21選手、識者たちの採点表 (3ページ目)
どん底から脱し、いい準備ができた――佐藤俊
グアテマラ戦、ガーナ戦における大きなテーマは、コンフェデレーションズカップ、ウルグアイ戦と大量失点が続いている状況の中、どう守備を修正し、失点を少なくして勝つのか、だった。結果は2連勝で1失点。前線からプレスをかけるなど、全体の守備意識が向上。最終ラインは、選手同士が話し合って“なあなあ”になっていた部分を解消し、ラインコントロールも安定してきた。ガーナ戦で、何度かカウンターを受けて失点を喫したのは気になったものの、他に危ないシーンはほとんどなかった。どんな相手でも、勝利することで多少は自信を回復することができる。どん底から脱し、10月の欧州遠征に向けていい準備ができた2試合だった。
GK
西川周作 5.5
守備機会はほとんどなかったが、安定していた
川島永嗣 5.5
好セーブを披露。ガーナ戦の失点は不運だった
DF
長友佑都 6.5
豊富な運動量で攻守のアクセントになった
森重真人 6
人への強さ、攻撃参加など持ち味を発揮した
吉田麻也 5.5
ラインの乱れを修正し、自信を回復した
酒井高徳 5.5
守備はまずまず。クロスの精度が課題
内田篤人 5
攻撃は良かったが、ミスが少し多かった
今野泰幸 5
目の前の敵に体を入れ替えられる場面があった
槙野智章 ―
MF
長谷部誠 6
守備の意識が高まって、本来の姿に戻ってきた
遠藤保仁 6.5
2試合連続得点。質の高い動きを見せた
青山敏弘 5
攻守両面で、ややアピール不足だった
山口螢 5.5
攻撃面における周囲との連係に課題が残る
本田圭佑 6.5
2試合連続ゴール。存在感の大きさを見せつけた
清武弘嗣 5.5
守備の貢献度は高かったが、結果を出せなかった
香川真司 6.5
キレがあり、良かったときのフォームを取り戻した
岡崎慎司 6
1戦目の出来が良かっただけに2戦目の不在が残念
工藤壮人 6
途中出場でゴールを決め、アピールした
齋藤学 ―
FW
大迫勇也 5.5.
ゴールへの意欲は高かったものの、やや空回り
柿谷曜一朗 5
周囲との連係は良好も、得点への意欲が物足りない
監督
ザッケローニ 5.5
新しい選手をもっと積極的に使ってほしかった
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