【ヤングなでしこ】テクニシャン・柴田華絵が身につけた「強豪と互角に戦うためのスキル」とは? (4ページ目)
■実感した強豪との力の差。そして次の目標へ
しかし、準決勝のドイツ戦では0-3と完敗。ドリブルからシュートを打つなど見どころも作ったが、力の差を実感した。
「特に前半は何もできなかったという感じでした。(後半にドリブル突破から打った)シュートはよかったですが、『あれを前半からやれないと意味がないな』と思いましたし、結局点は取れていないので......。まだまだだと思いました」
今回ピッチで得たその貴重な経験は、次のステージで生かさなければいけない。柴田の次の目標は、もちろんなでしこジャパンだ。
「U-20が終わって、次の目標はなでしこジャパンになるんですけど、まだレッズでもそんなに試合に出られているわけではないので、軽々しく言えないなと思っています。まずはクラブで出場機会を増やして、しっかり結果を出したいです」
大会後、チームに戻った柴田は、ここ数試合で途中出場が続いている。再び先発の座を取り戻し、結果を残せるか。チームは今季のリーグ優勝の可能性がなくなってしまったが、だからこそ、残りの試合をどう戦うかが重要になる。
レッズレディースのチームメイトでありU-20の戦友でもある6人のライバルたち(猶本光/藤田のぞみ/池田咲紀子/坂本理保/和田奈央子/加藤千佳)に負けないように、結果を残し続けることができれば、未来はおのずと開けるはずだ。
Profile
柴田華絵(Hanae SHIBATA)
1992年7月27日生まれ(20歳)福岡県北九州市出身
MF 153cm/43kg
背番号 17(U-20では「14」)
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