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【ドラフト2026】巨人が狙うべきは「即戦力」より「未来」 織田翔希ら高校生投手を4、5人指名したい理由 (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Masahiko Abe

 大舞台での実戦力と経験値の高さなら、杉本真滉(まひろ/智辯学園/投手/177センチ・86キロ/左投左打)だろう。

 今の巨人には、自身初の2ケタ勝利となる10勝を挙げた井上温大という格好のお手本がいる。高校からプロに入り、着実に力をつけてきた先輩左腕の存在は、若い投手にとって大きな刺激になるはずだ。

 こうした高校生投手を4人でも5人でも獲得できれば、巨人の未来は明るい。もちろん、全員が順調に育つ保証はない。だが、将来のエース候補を複数抱え、互いに競わせながら育てていく。その環境を整えることこそ、常勝軍団への近道ではないだろうか。

【正捕手候補と独立リーグの隠し玉】

 2020年の萩原哲以来、支配下での指名で捕手を獲得していない巨人。将来の正捕手候補を確保しておくことも、今ドラフトの重要なテーマになる。

 1位指名枠は将来のエース候補に使いたい。そうなると、大学球界屈指の捕手である渡部海(智辯和歌山→青山学院大/捕手/180センチ・92キロ/右投右打)を狙うのは難しい。ただ、高校生捕手のなかにも、知名度こそ高くないものの、非凡な潜在能力を秘めた将来の女房役候補がいる。

 後藤幸樹(沼津商/捕手/181センチ・86キロ/右投右打)は、がっしりとした体格に強肩、広角に長打を放つ打撃力を兼ね備える。50メートル走6秒を切るといわれる身体能力の高さも魅力だ。

 内野手から捕手にコンバートされて、まだ2年足らず。捕手としての経験は浅いが、だからこそ伸びしろは大きい。これから新たな技術を吸収し、どこまで成長するのか。じっくり時間をかけて育ててみたい素材である。

 最後に、「変わり種」をひとり紹介しよう。例年に比べて有力候補が少ないといわれる独立リーグから、大城龍馬(日大三→創価大→BCリーグ・埼玉武蔵/三塁手/172センチ・82キロ/右投右打)を推したい。

 高校、大学時代は、プロから大きな注目を集めるような存在ではなかったが、独立リーグに進んで一念発起。持ち前のパンチ力に磨きをかけ、着実に実績を積み重ねてきた。

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