【プロ野球】ヤクルト再建を託された先発陣 吉村貢司郎と奥川恭伸が挑む143イニングの壁 (3ページ目)
奥川は高卒2年目の2021年に9勝を挙げ、チームの日本一に貢献。その後はケガに苦しんだが、昨年は4勝8敗に終わりながらも、シーズンを完走した。
「昨年はケガをしないという目標は達成できましたが、まだローテーションを守りきったことがないので、しっかり1年間回って、規定投球回(143回)を投げる。そのなかで勝ち星を増やし、負けを減らす。チームの中心として活躍できれば、今までの弱かった自分とはお別れだなと」
【阪神に雪辱を果たしたい】
これまでは、「対戦するのが嫌だ」と感じるチームもあったという。
「個々の能力が高いだけでなく、試合運びもうまく、チームとして強さを発揮する。そういうチームですね。今年はそうした意識に区切りをつけたいというか、そういうチームから勝ちたい。そのためにも、圧倒的な力をつけたい。そうなれば安定した成績も残せるし、それを1年だけで終わらせず、3年、4年と積み重ねていくことで、"エース"と呼ばれるようになれるのではないかと思います」
昨年、奥川は阪神相手に1勝4敗と負け越した。
「その悔しさを晴らしたいですね。どの球団も同じだと思いますが、僕たちは昨年最下位に終わっているので、阪神と互角に戦えるくらいにならないと優勝は見えてこない」
今季のスワローズ先発陣のイメージについて尋ねると、次のように答えた。
「誰かが勝てば『次は自分が勝たないと』と刺激し合える関係になれたらいいですね。そうなればチームはもっと強くなると思いますし、いい雰囲気も生まれるはずです。チームにはいい投手が多いので、まずはそのなかで競り負けないこと。ローテーションをつかんだら離さず、どんな形でも規定投球回と2ケタ勝利は達成したいと思っています。
そして、数字として残る実績がなければ"エース"とは呼ばれないと思うので、通算1500イニングもひとつの目標です。ここまで少し時間はかかりましたが、これからさらに数字を積み上げていきたいです」
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