検索

【プロ野球】星野伸之のパ・リーグ順位予想 リーグ3連覇を狙うソフトバンクの課題、昨季から巻き返しそうなチームは? (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【5位予想:西武】

――FA権を行使した桑原将志選手や石井一成選手を獲得するなど、補強に注力した西武は5位という予想になりました。

星野 やはり、今井達也(ヒューストン・アストロズ)が抜けたのが痛いです。ただ、平良海馬が先発に再転向し、髙橋光成、隅田知一郎、渡邉勇太朗、武内夏暉、與座海人ら先発ピッチャー陣はある程度整っています。一方、平良が務めていたクローザーをどうするのか。甲斐野央、トレイ・ウィンゲンターら何人か候補はいますが、一番後ろが不確定なのは不安要素です。

 野手では、新加入の桑原や石井をはじめ、林安可、アレクサンダー・カナリオらがどう機能するのか。昨シーズンから引き続き、主軸として期待していたタイラー・ネビンが故障で開幕は間に合わないようですし、新戦力にかかる期待は大きいでしょうね。昨シーズンのチーム得点はリーグ最下位でしたから、どれだけ点を取れるかが最大のポイントだと思います。

【6位予想:楽天】

――楽天を最下位に予想した理由は?

星野 前田健太や伊藤光らを獲得しましたが、かなりベテランですよね。確かに経験や技術という面では心強いですが、シーズンを通してフル回転できるかどうかは疑問です。

 近年はすぐに暑くなりますし、夏場に休ませたいとなった場合、代わりの先発が何枚いるのかといった問題も出てきます。また、昨シーズンは41歳の岸孝之がチーム2位の投球イニングを記録していましたが、若いピッチャーたちがもっと頑張らなければいけません。

 昨シーズンの9月に左肩を手術した早川隆久がファームで投げているようですが、現段階では計算はできませんし、先発ピッチャー陣がちょっと弱いような気がします。先発に再転向した西口直人、4年目の荘司康誠、3年目の古謝樹、ルーキーの藤原聡大(1位/花園大)らのなかから、突き抜けるピッチャーが出てくるといいですけどね。

――野手陣はいかがですか?

星野 辰己涼介が残ったのは大きいですし、新外国人のカーソン・マッカスカーがいいですね。昨年途中から加入したルーク・ボイトの長打力は脅威ですし、黒川史陽、中島大輔、宗山塁といった若手も期待できそうで、打線はなかなかいいです。ただ、やはり問題はピッチャー陣。うまくやり繰りしていければ、上位を狙っていけるはずです。

【プロフィール】

星野伸之(ほしの・のぶゆき)

1983年、旭川工業高校からドラフト5位で阪急ブレーブスに入団。1987年にリーグ1位の6完封を記録して11勝を挙げる活躍。以降1997年まで11年連続で2桁勝利を挙げ、1995年、96年のリーグ制覇にエースとして大きく貢献。2000年にFA権を行使して阪神タイガースに移籍。通算勝利数は176勝、2000奪三振を記録している。2002年に現役を引退し、2006年から09年まで阪神の二軍投手コーチを務め、2010年から17年までオリックスで投手コーチを務めた。2018年からは野球解説者などで活躍している。

著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

【写真】実力派の野球美女たち。私服・ユニフォーム姿の厳選カット集(19枚)

3 / 3

キーワード

このページのトップに戻る