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【WBC 2026】若手の台頭、熾烈なポジション争い...西武で揺らぐ立場の源田壮亮が体重4キロ増にこめた覚悟 (2ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Daisuke Nakajima

 アメリカ代表では、2年連続でサイ・ヤング賞に輝いたタリク・スクーバル(タイガース)が、1次ラウンド第2戦のイギリス戦(3月7日)に先発登板したあと、MLBのシーズンに向けた調整を優先するためチームを離脱すると発表し、大きな波紋を呼んだ。

 価値観は人それぞれだ。では源田にとって、WBCは絶対に出たい舞台なのだろうか。

「はい。選ばれれば、断る理由はありません」

 侍ジャパンが2月14日から行なった宮崎合宿の後半、本人を直撃すると間髪入れずにそう返ってきた。

「今はWBCがすべて。それが終わったら100%、シーズン。シンプルにそれだけです。先のことは今、考えてないですよ。とにかく今は100%、侍ジャパンです」

 日本代表のユニフォームに身を包み、WBCに100%集中している源田は、本番を前に好調を維持している。2月27日、中日との強化試合に「7番・遊撃」で先発出場すると、2安打をマーク。井端弘和監督もその働きを称えた。

「何度も代表に招集して見てきましたが、今は本当に内容がすばらしい。ミスショットが少なく、しっかりとボールを捉えられているのがいい。この状態を続けてほしいですし、(下位打線の)あのあたりが機能すれば、得点力もさらに上がっていくのかなと思います」

【人生初の本格的な肉体改造】

 源田には、昨年秋から継続している取り組みがある。パワーアップを図り、体重を4キロ増やして春季キャンプを迎えたのだ。

 辛いものを除けば健啖家だという源田だが、もともと体重が増えにくい体質だという。なかには体を重くしすぎると動きが鈍ると考える選手もいるが、今回の増量に不安はなかったのだろうか。

「あまりなかったですね。タイミングがちょうど、去年まったく振るわなかったので......。秋から球団としても『フィジカル強化をやります』と打ち出して、ちょうどいいタイミングだと思いました。去年がうまくいっていたら、ちょっと躊躇したかもしれないですけど、タイミングとしては本当にベストでしたね」

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