【プロ野球】佐々岡真司と西山秀二が語る「新井貴浩監督就任3年目の広島東洋カープ」 (4ページ目)
【新井監督は優しすぎる】
吉田 新井監督は甘いと思いますか?
西山 甘いというか優しすぎます。「僕は(選手は)家族で信じています」って言うけど、やっぱり2回、3回失敗したら配置転換とかを考えないといけない。この人をここに置けば勝てるって、それを見極めるのが監督の仕事ですから。
例えば「抑えを出したから俺の役目は終わった。これで負けたらしょうがない」って、それは監督じゃないと思うんですよ。抑えを出したけど、「今日の彼のこの球、状態じゃ無理だ」となったら、じゃあどうしようか考えて、「選手を変えてでも俺は勝ちたいんだ」という姿勢を見せてほしい。変えたピッチャーとは試合後に話をしっかりすればいい。「俺は勝ちにこだわるから、お前がベストの状態に投げてくれるなら、俺は絶対変えない。だから今後また頼む」と、言えばいいんですよ。
吉田 信頼と甘やかしは違うってことですよね。
西山 違う。確かに新井監督の信頼が伝わって、就任1年目は選手みんながいいように動いたからチームも2位になりました。だけど選手は1年で慣れちゃうんです。新井監督の優しさはみんなに伝わっているから、今度はちょっと厳しさと勝ちにこだわる姿勢を見せないかんと思います。
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【Profile】
佐々岡真司(ささおか・しんじ)/1967年8月26日、島根県出身。89年ドラフト1位で広島に指名され入団。プロ1年目から2ケタ勝利と2ケタセーブを挙げるなど活躍し、03年には史上6人目の通算100勝100セーブを記録。現役引退後は15年から広島のコーチ、20年から22年まで監督を務めた。現在は野球解説者、評論家として活動している。
西山秀二(にしやま・しゅうじ)/1967年7月7日、大阪府出身。プロ2年目の87年シーズン途中、トレードで広島に移籍。広島では94年、96年にベストナイン、ゴールデングラブ賞をそれぞれ獲得。リーグを代表する捕手として活躍。引退後は巨人、中日のコーチを歴任。現在は評論家として活躍している。
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