【プロ野球】数値が示した逆転のドラフト ソフトバンク2位指名・稲川竜汰、ホップ成分が切り拓いたプロへの道 (3ページ目)
「今年の春のフォームを見ると、右膝をかばって投げている感じでしたが、秋はそれがだいぶ消えていました。夏に100キロぐらいの重量を挙げるスクワットで追い込んで、気づいたら右膝もそこまで痛みはなくなりました。今では150キロまで挙げることができます」
目指すは、憧れである伊藤大海(日本ハム)のような、力感のないフォームの習得だ。脱力の状態から、ホップ成分の高いストレートを投げ込めば、「打者は惑わされると思う」と真剣な表情。飽くなき探究心を持ち続けながら、理想を追い求めていく。
「(ソフトバンクは)常勝軍団。(リバン・)モイネロ投手にどうやったらいい投手になれるのか聞いてみたいです。将来的にはホークスのエースになって、球界を代表する選手になりたいです」
この4年間は、決して遠回りではなかった。色紙には力強く「新人王」の文字をしたためた。大学の先輩である大瀬良大地(広島)が2014年に獲得した勲章獲りに向け、いざプロのスタートラインに立つ。
令和に蘇る怪物・江川卓の真実。
光と影に彩られた軌跡をたどる評伝が刊行!!
『怪物 江川卓伝』 (著・松永多佳倫)
2025年11月26日(水)発売
作新学院高校時代から「怪物」と称され、法政大学での活躍、そして世紀のドラフト騒動「空白の一日」を経て巨人入り。つねに野球界の話題の中心にいて、短くも濃密なキャリアを送った江川卓。その圧倒的なピッチングは、彼自身だけでなく、共に戦った仲間や対峙したライバルたちの人生までも変えていった。昭和から令和へと受け継がれる"江川神話"の実像に迫る!

内容
はじめに
第一章 高校・大学・アメリカ留学編 1971〜1978年
伝説のはじまり/遠い聖地/怪物覚醒/甲子園デビュー/魂のエース・佃正樹の生涯/不協和音/最強の控え投手/江川からホームランを打った男/雨中の死闘/江川に勝った男/神宮デビュー/理不尽なしごき/黄金時代到来/有終の美/空白の一日
第二章 プロ野球編 1979〜1987年
証言者:新浦壽夫/髙代延博/掛布雅之/遠藤一彦/豊田誠佑/広岡達朗/中尾孝義/小早川毅彦/中畑清/西本聖/江夏豊
おわりに
著者プロフィール
内田勝治 (うちだ・かつはる)
1979年9月10日、福岡県生まれ。東筑高校で96年夏の甲子園出場。立教大学では00年秋の東京六大学野球リーグ打撃ランク3位。スポーツニッポン新聞社でプロ野球担当記者(横浜、西武など)や整理記者を務めたのち独立。株式会社ウィンヒットを設立し、執筆業やスポーツウェブサイト運営、スポーツビジネス全般を行なう
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