緒方孝市が期待を寄せる広島の若手たち 投手では岡本駿、野手では佐々木泰などにさらなる飛躍の予感」 (2ページ目)
後半は登録抹消されましたが、これはルーキーということもありますし、やはりスタミナの部分でしょうね。夏場に少し球速が落ち、コントロールが甘くなって失点するケースが見られましたから。ただ、1年目でこれだけ大きく貢献した投手ですし、来シーズンもかなり期待できるんじゃないですか。
――すでに計算できる投手と言ってもいい?
緒方 そうですね。今後は配置転換も含めていろいろ考えているようなので、先ほど(前編で)課題として挙げた先発の右ピッチャー不足を解消するため、先発に転向する可能性もあると思います。まだ新人ですし、挑戦して可能性を追求することは成長にもつながりますから、いいことなんじゃないですか。
それと、支配下登録を勝ち取った辻大雅もいいですね。16試合に登板(防御率1.13)しましたが、度胸もあるし、非常にいいボールを投げます。ベース板の上で球威のある球で、バッターがタイミングを取りにくそうにしていたのが印象的でした。奪三振率も高いですしね(11.81)。まだ体は細いですが、これから鍛えて下半身の強さが出てくると球速もアップするはずですし、面白い存在になると思います。
【将来の大砲候補も】
―― 一方、中村奨成選手は成績を大きく伸ばしましたし、大盛穂選手、ドラフト1位ルーキーの佐々木泰選手らは光るものを見せてくれました。
緒方 特に中村はシーズン途中に一軍に上がってきて以降、シーズン中に成長していった選手ですよね。その大きな要因は、打撃フォームを変えたこと。彼にぴったりはまったのか、今までは力に頼っていたバッティングが、しっかりと自分のタイミングでボールを呼び込めるようになりました。
センターから逆方向に打球を運ぶことが多くなり、彼が本来持っているバッティングセンスを発揮できるようになりました。もう7年目ですし、若手ではないんですが、「やっと出てきてくれたか」という存在なので、引き続き頑張ってほしいです。
外野手のポジション争いでは、当初は守備固めや代走要員だった大盛が存在感を示しました。今までは変化球に対して脆さがあったのですが、それを克服してある程度の打率を残しましたよね。彼が本来持っている長打力も含めてアピールできていたと思います。
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