検索

緒方孝市が今シーズンの広島を総括 三本柱で13の借金を作った先発陣、中継ぎ陣の課題について語った (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――そのほかの先発投手陣の課題を挙げるとすれば?

緒方 先発ローテーションの頭数が足りませんでした。その要因として、まずは九里亜蓮がFAで移籍したことで、本来であれば 四本柱だったものが三本柱になった。九里の穴を埋めることが大きな課題であったにもかかわらず、特に夏場以降はローテーションの頭数が揃いませんでした。

 ともにドラフト1位の常廣羽也斗や斉藤優汰の投球を見ましたが、「まだまだ」という感じでした。そのほかの右ピッチャーでいえば、遠藤淳志、ジョハン・ドミンゲス、アドゥワ誠など......先発の右ピッチャー不足が課題として残りました。

――常廣投手は、まだ力不足?

緒方 2年目ですし、本来であれば先発ローテーションの枠に入ってきてもらいたかった投手ですが、オープン戦からなかなか結果を出せずにいいスタートがきれませんでした。どのタイミングで一軍に上がってくるのかと注目していましたが、二軍でもなかなかいい内容の投球が見られませんでしたからね。

 一軍でも、思いどおりのボールが投げられていなかった。しっかりと指にかかったボールは真っすぐも一級品ですし、空振りが取れるフォークボールもあったりとポテンシャルは感じさせるものがあります。ただ、シュート回転して抜ける球があったり、真っすぐがコントロールできていません。フォークボールも真っすぐと同じで、高めに抜ける球が多かった。肩が開いてしまい、腕が横振りになることが要因だと思います。オフに投球フォームを見直さなければいけないでしょうね。

【リリーフ陣も層が薄くなった】

――リリーフ陣はどう見ていましたか?

緒方 昨シーズン、9月の上旬まで首位にいた一番の要因は、やはり投手陣の力が大きかったと思うんです。チーム防御率も夏場くらいまではリーグトップでしたし(最終的にはリーグ3位の2.62)、先発、中継ぎ、抑えの形がしっかりできていましたから。今シーズンの場合は、先発陣と同様にリリーフ陣も苦しい部分がありました。

2 / 3

キーワード

このページのトップに戻る