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【ドラフト】BCリーグ新規参入チームから、いきなりの指名もある? スカウト注目の投手・野手をチェック

  • 井上尚子●文・撮影 text & photo by Inoue Hisako

BCリーグ ドラフト候補 後編

(前編:BCリーグから指名されそうな選手は? 元プロも驚く快速左腕、骨折しながら盗塁王になったスピードスターも>>)

 独立リーグ注目のドラフト候補。BCリーグ新規参入チームの有望選手も含め、後編も指名の可能性がありそうな選手たちを紹介する。

【栃木のポテンシャルモンスター】

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■三方陽登(みかた・はると)2003年3月31日生まれ・兵庫県出身 外野手

(190cm/97kg 右/右 駒澤大学→栃木ゴールデンブレーブス)

シーズン成績:49試合 打率.286 50安打 二塁打10 三塁打2 本塁打5 塁打数79 長打率.451 OPS .841

 身体能力が高い右打ちの大型外野手。もともと投手だったが、大学で野手に転向した。俊足・強肩で、スケールの大きなバッティングは底知れないポテンシャルを感じさせる。

"戦国・東都"の駒澤大で揉まれてきた三方は、「独立リーグが厳しい世界というのは知っていた。でも正直、独立リーグをなめていた部分はありました」と語る。

「実際にやってみて、レベルの高さを肌で感じました。すごい投手がたくさんいた」

 シーズンの成績については「もっとできたな、と思う」と振り返るが、粗さのあったバッティングからコンタクト率を上げてきて、成長を実感できた。

 駒澤大で学んだことは、「一球の重さや、当たり前のことを当たり前にすること。それができなければ練習に入れないくらい、厳しく叩き込まれました」という。

 厳しい環境でも負けない心と体、生き抜く力には自信を持っている。

 野手になってからはウエイトトレーニングに力を入れている。「毎日やらないと気が済まない」といい、試合があっても毎日こなす。図抜けた"飛ばす能力"など打撃を高く評価されているが、守備の意識も高い。

「守備の意識はだいぶ強めです。これも大学時代からですが、やはり『一歩目』が大事だと。カバーリングとか先のプレーを読んでそっちに動くとか、球際の強さであったり、こだわりを持ってやっています」

 守備センスとともに、強肩も随所に見せている。目指すところは、「トリプルスリーができるような選手」。すべての要素で結果を残せる能力は揃っている。

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