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ロッテでブレイク中のキャッチャー・寺地隆成は「縦振り」で打撃好調 手本にしている名バッターの名も挙げた (3ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

――バッティングで一番大事にしていることは?

寺地 絶対的にタイミングです。タイミングが合わなければ、どれだけいいフォームで打っても差し込まれて全部ファウルになってしまいます。あと、空振りは本当にしたくなくて。タイミングさえ合わせられれば、あとはなんとかなるイメージがあるので。

 それと、トップに位置をしっかり作ることです。少しでも前に寄ってしまうと、トップの形を維持できずにスイングに入ってしまうので。ただ、一番はやっぱりタイミングですね。

――どのピッチャーに対しても、ある程度タイミングを合わせていく自信はある?

寺地 少しずつですが、昨年に比べると上達してきたかなと感じています。

【手本にしているバッターは?】

――対右ピッチャー(打率.233)に比べ、対左ピッチャーの打率(.333)のほうが高いですが、これに関してはどう考えていますか?

寺地 対左ピッチャーの打率が高いのは、打席数が少ないこともあると思うのですが、どうなんですかね......あまりわかりません(笑)。ただ、左ピッチャーに対して苦手意識はないですし、ピッチャーの右・左を特に意識していることもないです。

――6月に入ってからは2番での出場が続いていますが、1軍で下位をまかされる時との意識の違いは?
 
寺地 チャンスで回ってくることが多くなりましたが、打順によって意識が変わることは特にないです。多少、下位のほうが打ちやすいというのはありますけどね(笑)。

――お手本にしているバッターはいますか?

寺地 左バッターで挙げると高橋由伸さん(元巨人)です。面が長くて(ミートポイントが安定し、バットの芯でボールをとらえる時間が長い)、タイミングを合わせることがめちゃくちゃうまいですよね。

右バッターで挙げると、和田一浩(元西武、中日)さんです。藤川球児さん(現阪神監督)から打ったセンターへのホームランとか、めちゃくちゃ打球が伸びていたじゃないですか。センター前ヒットかなと思ったら、そのまま伸びてスタンドに入った。あれはすごすぎます。

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