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金子侑司が12年の現役生活ですごいと思った投手&打者ベスト3 「この球は一生打てない」 (2ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── 3人目は誰でしょうか。

金子 山岡泰輔投手(オリックス)です。フォークのような独特の軌道の縦スライダーで、「この球は一生打てない」と思いました(笑)。2019年に13勝4敗、勝率.765で最高勝率のタイトルを獲得しましたね。

── どの投手もインパクトある活躍が印象的です。

金子 たまたまですが、みんな右投手になってしまいましたね。ほかにもすごい投手、すごい左投手はたくさんいたのですが、3人となるとこの投手になりました。

【僕もあんな選手になりたかった】

── 次に、同じバットマンとして「すごいと思った打者」は誰ですか。

金子 まずギータさん(柳田悠岐/ソフトバンク)ですね。

── 柳田選手のすごさとは?

金子 マン振り(フルスイング)して、シーズン100三振以上するのに、打率.350以上で首位打者を獲ってしまう。それにバックスクリーンを破壊するほどの強烈な打球も飛ばす。さらに"トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)"もやってしまう。マスクもいいですし、僕は今のプロ野球選手で一番カッコいいと思います。僕もあんな選手になりたかったですね(笑)。

── 次は誰ですか?

金子 コンちゃん(近藤健介/ソフトバンク)ですね。まるで機械のような安定感がすばらしい。大きなスランプがなく、毎年コンスタントにハイアベレージを残します。規定打席に到達したシーズンは7度あるのですが、すべて打率6位以内です。

── 近藤選手は選球眼がよくて、四球をたくさん選んでいる印象があります。

金子 ソフトバンクに移籍してからは、そこに長打力と勝負強さが加わった気がします。2023年は本塁打王と打点王の二冠を達成し、昨年は首位打者です。手がつけられない打者になりましたね。

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