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【プロ野球】篠塚和典が考える巨人の開幕スタメン 坂本勇人や外国人選手の起用法はどうなる? (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

(篠塚和典が考える巨人の開幕スタメン)※丸の離脱後の変更を反映 

1番 若林楽人またはオコエ瑠偉(センター)

2番 ヘルナンデス(レフト)

3番 吉川尚輝(セカンド)

4番 岡本和真(ファースト)

5番 キャベッジ(ライト)

6番 坂本勇人(サード)

7番 門脇誠(ショート) 

8番 甲斐拓也(キャッチャー)

――この打順でポイントはどこになるでしょうか?

篠塚 ポイントはいつくかあると思いますが、一番のポイントは5番です。岡本は安定した打撃が期待できる選手ですし、状態がいい時は歩かされるケースが多くなってしまうので。その後を打つ5番が機能して、岡本と勝負せざるを得ない状況を作ることが理想ですね。

――今回入れていない浅野選手や秋広選手を起用するとすれば、何番が適していますか?

篠塚 浅野は2番で起用したいです。単に打つだけではなく、いろいろなことをやらせるべきですね。バントや、サインに合わせたバッティングがしっかりできるのか。まずは、そういうことを勉強させなければいけません。バッターは、自由に打たせていると他のことを考えなくなってきてしまうんです。なので、2番に置いて経験を積ませるのもひとつの手だと思います。 

 秋広は5番か6番。彼の場合は一発もあるので、状態がよくなってくれば3番を打たせてもいいですね。彼の場合は何番を打とうが、ケースバイケースでどういうバッティングをすればいいのか頭の中でイメージできているかどうかでしょう。

 いずれにせよ、浅野や秋広、中山、泉口らにもチャンスはあるはずなので、出た時にいいアピールをしてほしいです。

【プロフィール】

■篠塚和典(しのづか・かずのり)

1957年7月16日生まれ、東京都出身、千葉県銚子市育ち。1975年のドラフト1位で巨人に入団し、3番などさまざまな打順で活躍。1984年、87年に首位打者を獲得するなど、主力選手としてチームの6度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献した。1994年を最後に現役を引退して以降は、巨人で1995年~2003年、2006年~2010年と一軍打撃コーチ、一軍守備・走塁コーチ、総合コーチを歴任。2009年WBCでは打撃コーチとして、日本代表の2連覇に貢献した。

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著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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