ヤクルト塩見泰隆、完全復活へ決死の覚悟で挑む2025年「もうセンターは自分の定位置じゃない」 (3ページ目)
2月17日には、このキャンプ「3回目ですかね」というライブBP(実戦形式の打撃練習)を行なった。山本大貴、木澤尚文、佐藤琢磨相手に40球中14スイング。安打性の当たりは4本あり、うち2本は長打コースに飛んだ。
「そんなに出てないです(苦笑)。まだまだですね」
そう塩見は言ったが、表情から焦りは感じられない。
「打球の角度や『バシっ』とボールをつかまえる"打感"が薄いというか、ちょっと甘い。バットは量も振れているのでよしとしていますけど、ボールの見え方が思うようなものではなかった。実戦感覚でアジャストするのがまだまだなので、今は打席を重ねていきたいところです。体的にはいけるので、こっちは試合がないので早く一軍に呼んでほしいところです(笑)」
最終クールを前に、ここまでの状態について「野球の動きは、戸田で言った7割、8割のなかでも、また上がってきていると感じています」と話した。
「ヒザの状態というところでは、出力は上がっていますし、スライディングだったり、ケガをしたベースを踏む動作だったり、無理なくできています。ここからはどんどん強度を上げていくフェーズに入るので、キャンプが終わったら100パーセントでしたというイメージですね」
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