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高木豊の「セ・リーグ助っ人通信簿」2024年シーズン 4段階で最高評価・低評価だったのは? (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

◆広島【野手×/投手△】

 8月終了時点では首位を走るも、シーズン終盤の大失速で4位に転落した広島。主軸として期待されたマット・レイノルズやジェイク・シャイナーらがシーズン途中で退団するなど、外国人選手の早期離脱も響いた。

「投手のトーマス・ハッチ(退団)はオープン戦で最初に見た時、試合を作れそうなピッチャーだと思ったのですが、シーズンに入ったら制球が甘いのと勝負できる球がないのでつらかったですね。

 テイラー・ハーンはよかったんじゃないですか。苦しい場面を抑えて試合の流れを変えてくれることもありましたし。ただ、力任せですよね。ボールの力強さは武器ですが、新しい球種を覚えるなどしないと来季は厳しくなりそう。バッターとの駆け引きができるようになればいいと思います。

 ロベルト・コルニエル(退団)はコントロールに難がありましたね。ボールの力や角度にいいものがあっても、自滅してしまうのがちょっと気になりました。かつてほどの球速はないですし、年齢的(29歳)に伸びしろも期待できないと考えると厳しいです。

【主な助っ人外国人の成績】

(野)レイノルズ<退団→現役引退> 2試合 打率.000 0本塁打 1打点 出塁率.167 OPS.167

(野)シャイナー<退団> 12試合 打率.133 1本塁打 5打点 出塁率.161 OPS.428

(投)ハッチ<退団> 5試合 0勝3敗 防御率7.36

(投)ハーン 35試合 0勝1敗17ホールド2セーブ 防御率1.29

(投)コルニエル<退団> 16試合 0勝0敗 防御率2.65

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