トライアウトで参加者最速の154キロマーク 元楽天・清宮虎多朗は狭き門をくぐりぬけ日本ハム入り (3ページ目)
2023年はイースタン・リーグで最多セーブを獲得。文字どおり"ケガの功名"とも言える成果が清宮の剛速球であり、それがトライアウトという人生の大一番で最高のパフォーマンスを発揮したのだ。
そして、冒頭でも触れたように清宮は日ハムとの育成契約を勝ち取ることとなった。
6年前の夏、サヨナラ負けを喫したあと「プロを目指してやっていく」と宣言した球児は、その時と同じZOZOマリンスタジアムのマウンドに立ち、今度は納得のいくボールを見せつけた。そして手にしたのは、人生二度目のプロの切符だ。
清宮虎多朗の野球人生は、これからも続いていく。
著者プロフィール
杉田 純 (すぎた・じゅん)
1996年生まれ、東京都出身。大学卒業後、金融機関勤務を経てボートレース専門紙「ファイティングボートガイド」の記者に転身。現在はボートレース取材の傍ら、野球の記事執筆も手掛け、12球団合同トライアウトは22年から3年連続で取材。目標はこの欄で紹介できるような著書を書けるようになることと、舟券の年間回収率100%超え
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