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山﨑福也、森下暢仁だけじゃない 谷繁元信が選出する現役プロ野球「打てる投手」はコイツらだ! (3ページ目)

  • 水道博●文 texrt by Suido Hiroshi

── 大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)がメジャーの本塁打王を獲る前のエンゼルス時代の2022年に、捕手・谷繁が大谷を攻めるとしたらという問いに「内角のファウルでカウントを稼ぎ、内角高めを見せて嫌な感じにさせておいて、最後は外角に落とす」とおっしゃっていました。今ならどう攻めますか。

谷繁 基本的な攻め方は変わらないと思いますが、味方投手によりけりだと思います。球速があって、高めのストレートに威力がある投手であれば、高めの真っすぐを中心に攻めることになるでしょうね。

── 今季は打者に専念していますが、二刀流のときからよく走ります。大谷選手の盗塁、走塁に関してはいかがですか。

谷繁 打つだけ、投げるだけではなく、そつなく高いレベルでプレーできる選手です。彼に関しては、常識やセオリーが通用しない。今後もさらなる飛躍に期待しています。


谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)/1970年12月21日、広島県生まれ。江の川高(現・石見智翠館)時代に甲子園に2度出場し、3年夏はベスト8進出。88年のドラフトで大洋(現・DeNA)から1位指名を受けて入団。98年にはベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得し、日本一に貢献。2002年に中日に移籍。06年にWBC日本代表に選出され、世界一を獲得。13年に通算2000本安打を達成し、14年から選手兼監督となり、15年に現役を引退、16年は監督選任となり指揮を執った。通算3021試合出場(NPB歴代1位)、27シーズン連続本塁打など、数々の記録を残した。引退後は各種メディアで評論家、解説者として活躍している

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