パ・リーグNo.1投手候補・平良海馬の目標は160km超え「一番の喜びは球速が出た時。沢村賞は興味ない」 (5ページ目)
── 考え方で参考にする人はいますか。
「あまりないですけど、まず何がしたいのかっていう目標がひとつないと、次に何をしていいかわからないという状態になるので。まずは目標を立てることが大事かなと思います」
── 究極的な目標は、世界一のピッチャーですか。
「うーん......また別の目標が大きくあるので。言いませんけど(笑)。一応あるので、それに向けて何が必要なのか。それを達成するために、また何が必要なのかを派生させて分析してやっています、今は」
── 自分をよりよいピッチャーにしていくには、アメリカにプレーする舞台を移すとかもありますよね?
「そうですね。まずは日本でいいピッチャーというか、しっかり活躍しないとなれないと思うので。そこは大事かなと思います」
<了>
【profile】
平良海馬(たいら・かいま)
1999年11月15日生まれ、沖縄県石垣市出身。八重山商工から2017年ドラフト4位指名で西武ライオンズに入団。2年目に一軍入りを果たし、同年8月に初ホールド&初セーブを記録。2020年はセットアッパーに定着して沖縄県出身初の新人王を受賞する。2022年は34ホールドで最優秀中継ぎ投手を獲得するも、2023年は先発に転向して11勝をマーク。日本代表としては東京五輪メンバーに選ばれて金メダルを獲得。ポジション=投手。身長173cm、体重93kg。
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
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