巨人の新助っ人、オドーアは日本で活躍できる? メジャー通算178本塁打も、データや性格には不安がいっぱい (3ページ目)

  • 三尾圭●取材・文 text by Mio Kiyoshi

 選手の貢献度を示すWARも、過去5年間で4度もマイナスを記録しており、代替え選手(3Aレベルの選手)よりも勝利への貢献度は低いというデータが出ている。オドーアのWARは、162試合フル出場して30本塁打、75打点を記録した2017年でもマイナス0.5である。これは打率(.204)と出塁率(.252)が低かっただけでなく、30本塁打を打ったのに長打率も.397と4割に満たなかったことが要因だ。

 この4年間は、毎年チームを移る"ジャーニーマン"と化した。1年でクビになるのは、代替選手レベルのプレーもできないから。まだ20代で、過去には30本塁打を3度も記録した実績もあるため、多くの球団が再生を願って獲得するが、失敗してきた。

 プレースタイル、性格、データとすべてが日本球界に不向きなタイプだが、果たしてオドーアは日本でブレイクできるのだろうか。

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