神宮球場「ビールの売り子」に密着取材 重要なのはコミュニケーション能力、シフトに入るための「レギュラー争い」も? (2ページ目)
【採用はコミュニケーション力を重視】
球場でビールを売り歩く売り子といえば、たびたびメディアでも取り上げられており、大学生を中心に人気のアルバイトだ。その彼女たち売り子を統括するのが安留さんだ。
販売前には、当日の注意点などを確認するミーティングが行なわれるこの記事に関連する写真を見る 安留さんは、明治神宮野球場販売部の職員。安留さんもまた大学4年間、神宮球場でアルバイトをした経験があり、卒業後に明治神宮外苑に就職した。売り子の統括の他に、ビールや弁当、神宮球場名物の唐揚げ「じんカラ」などの仕入れを行なっている。
「ロスにならないように仕入れをしないといけません。ビールは冷蔵庫に入れておくことができますが、6連戦ということで仕入れすぎちゃって、冷蔵庫がパンパンで入りきりません。なので、たくさん売ってほしいところです(笑)」
午後6時のプレイボールに向け続々と売り子たちがスタンドへこの記事に関連する写真を見る ビールの基地は、神宮球場の場合、内野は三塁側と一塁側に1カ所ずつ、外野はライト側に1カ所の合計3カ所ある。売り子はそれぞれ配置が決まっており、内野と外野の行き来はできない。
売り子の全体の統括は安留さんが行なっているが、現場指揮や採用面接は今年から別会社に委託するようになった。
売り子の募集は、プロ野球が開幕する前の2月から3月にかけて行なわれ、面接を経て晴れて採用となる。
「よく『顔採用なんでしょ』なんて聞かれるんですけど、決してそういうわけではないんです。自信を持って楽しそうに売っていれば、みんな、いい顔になっていくんですよね」
こう話すのは、三塁側のバックヤードを仕切る木崎憲史さん(株式会社ウエストスクエア)。観客とじかに接する仕事ゆえ、面接ではコミュニケーション能力を重要視しているという。
また、長く続けられるか、高い頻度で働けるかという点も大事で、新規採用されるのは大学1、2年生が多い。
スタンド各所で売り子たちのスマイルが輝いていたこの記事に関連する写真を見る
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