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「岡田阪神のすごさ」をタイガースOBが語る なぜ18年ぶり優勝を果たせたのか? (4ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

── 最後にMVPは誰になるか予想してください。

 今季の戦いからすれば投手陣のなかから選ばれそうですが、私は中野を推したいです。彼がセカンドに回ったことで内野の守備はしまりましたし、打者としてもしぶとく粘って次の打者につなげた。近本、大山の働きも立派ですが、今年の阪神打線では中野の働きがものすごく大きかった。

岩田 投打とも突出した成績を残した選手がいないので、票は割れると思いますが、個人的には木浪に獲ってほしいと思っています。今年の阪神打線で「8番・ショート・木浪」は大ヒットでした。彼の存在がチームに与えた影響は計り知れません。

藪恵壹(やぶ・けいいち)/1968年9月28日、和歌山県生まれ。新宮高から東京経済大、朝日生命を経て1994年ドラフト1位で阪神に入団。 1年目に9勝を挙げ新人王に輝く。2005年にアスレチックスに移籍し、08年までメジャー、メキシコリーグでプレー。 10年途中に楽天に入団し、同年現役引退

岩田稔(いわた・みのる)/1983年10月31日、大阪府生まれ。大阪桐蔭高2年の冬に1型糖尿病を発症。 同病が原因で社会人チームへの入団内定を取り消されながら、関西大学で反骨心をエネルギーに変え、2005年大学・社会人ドラフト希望枠で阪神に入団。 3年目の2008年に10勝を挙げ、09年WBCでは日本代表に選出され、世界一に貢献。21年に現役を引退

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