王者奪還へ、巨人がドラフトで狙うべき4つのポイント。現三軍コーチの息子は日本ハム・伊藤大海も認めた逸材

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

チーム事情から見るドラフト戦略2022〜巨人編

 ふだん使っているスマートフォンぐらいのサイズの『ファン手帳』というものがあって、各チームの情報がそれぞれ見開き2ページに収められており、とても重宝している。ただ困ったことに、選手の多い球団は無理やり2ページに押し込もうとするから、文字が小さくなって、とても読みづらい。

 12球団で言うと、ソフトバンクと巨人がそうだ。育成選手だけで40人前後も抱えているからなのだが、眺めていてもうひとつ気づいたことがある。

 球団の"輪郭"がつかみづらいのだ。支配下選手は上限の70人に達しており、そのうえ育成選手もたくさんいるから、いったいどのポジションが足りているのか、または不足しているのか......漠然としていて、絞りにくい。

早稲田大のスラッガー・蛭間拓哉早稲田大のスラッガー・蛭間拓哉この記事に関連する写真を見る

レギュラー候補の外野手獲得は不可避

 実際の編成会議は、きっとものすごい労力と時間が費やされるのだろう......と想像しながら、なんとか割り出してみた巨人の補強ポイントはこうだ。

① 一軍戦力クラスの左腕
② 将来のレギュラーが見込める外野手
③ 将来のローテーション入りが期待できる速いだけではない投手
④ 内野手/中山礼都の競争相手

 将来の外野手を最優先するなら、左腕をあきらめて、1位でいきなり蛭間拓哉(早稲田大/176センチ・87キロ/左投左打)でいってもいい。バッティングはもちろん、守備でも十分に戦力になる逸材だ。

 2、3位で外野手の獲得となると、萩尾匡也(慶應義塾大/180センチ・84キロ/右投右打)、西村瑠伊斗(京都外大西高/178センチ・75キロ/右投左打)、内田湘大(利根商高/183センチ・90キロ/右投右打)、三塚琉生(桐生第一高/182センチ・88キロ/左投左打)が候補に挙がる。

 とくに西村は、140キロ台の内角ストレートをさばいてライナー性の打球で長打にできる素質があるし、内田は高校生離れした馬力とミート力を兼備し、強肩もプロで売りものになるレベルだ。

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