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スワローズに激震が走った1週間。「内川聖一がクラブハウスに...」「山田哲人の車が...」 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Sankei Visual

「みんなが注意しながらこういうふうになってしまったことはすごく残念ですけど、チームスワローズとして、目の前の試合を全員で戦いたいと思います。個の力というのは本当に小さなものなので、こういう時だからこそよりいっそう一致団結することで、力っていうのは大きくなります。そのなかで中心というのは必ず必要で、そこに僕がいるというのは本当に自覚していますし、なんとかチームを勝たせられるような打撃をして引っ張っていきたいです」(村上)

7月12日

 戸田球場では一軍の遠征に帯同していない石川、原樹理、星知弥、小澤怜史が調整していた。一軍はこの日から9連戦が待ち構えていて、どのような結果が待ち受けているのかわからないが、戸田では一筋の光明を見ることになる。

 コンディション不良で離脱中の奥川恭伸がブルペン入りし、捕手を座らせて、ストレート、カーブ、スライダー、フォークを織りまぜて50球のピッチング。6月22日に見た時は真っすぐのみで30球。復帰に向けて、調整は順調に進んでいるようだった。その横ではドラフト1位の山下輝もピッチング。一軍デビューが待ち遠しい期待の左腕だ。野手では、ドミンゴ・サンタナの元気な姿も確認できた。

 そして、支配下登録の野手で二軍に残ることとなった中山翔太は、畠山和洋打撃コーチとティー打撃。吉田大成は土橋勝征二軍育成チーフコーチと内野ノックに勤しんでいた。ふたりとも次の出番に備えて準備に余念がない。

 13時に球団から、今回の名古屋遠征に帯同していないスタッフ1名の陽性判定が発表された。

 一軍はビジターでの中日戦(豊橋)を前に、内川、西浦など14選手の登録を公示。松元ユウイチ監督代行のもと、試合の準備が進められたが雨天中止となる。

緊急昇格で躍動した若手たち

7月13日

 中日戦(バンテリンドーム)は、初回に村上の2ランで先制するなど3点リードで試合を進めるも逆転負け。

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