甲子園優勝投手から打者に転向した17人のその後<前編>。王貞治やゴルフで大成功した「ジャンボ」など (4ページ目)

  • 津金壱郎●文 text by Tsugane Ichiro
  • photo by Kyodo News

PL初優勝に導いた四番エース

 1年目から長打力を買われて一軍に定着し、4〜5年目はレギュラーを張った。だが、次第に外野手の4番手になり、1992年シーズン途中に日本ハムにトレード移籍。この年かぎりで引退した。

 大学で打者に転向し、プロでも存在感を発揮した選手といえば西田真二だろう。エースで四番として木戸克彦(阪神)とバッテリーを組み、1978年夏の甲子園では「逆転のPL」で初優勝をもたらした。

 法政大進学後、打者に専念。1982年ドラフト1位で広島に入団する。現役13シーズンで規定打席に達したことは1度もないが、勝負強い打撃はライバル球団のファンを恐れさせた。

(後編につづく)

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る