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真中満のセ・リーグ順位予想。巨人は投手陣に不安、阪神はまさかの最下位、「台風の目」となるのは? (4ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Kyodo News

ーー最後になりますが、連覇予想のヤクルトについてお願いします。

真中 ヤクルトは阪神と比べると、中継ぎ陣が質量ともに豊富だけど、昨年までの登板過多による疲労が気になります。ただ、オープン戦を見ている限りでは、その不安はなさそうだなということで、連覇の予想をしました。高津臣吾監督も言っているけど、「我々はチャンピオンだ」というのではなく、「あくまでもオレたちは挑戦者なんだ」という思いを忘れなければ、今年も連覇は十分可能。数字で言うとすれば、連覇の確率は60%と言っておきましょうか(笑)。

ーーあらためて、今季のセ・リーグの台風の目となりそうなチームはどこでしょうか?

真中 やっぱり、中日でしょうね。監督も代わって、チームの雰囲気もガラッと変わるだろうし、若手も着実に育ってきている。開幕ダッシュに成功すると、いい流れに乗っていけそうだし、そうなると他のチームにとっては厄介になる。ダークホース的な存在だと思いますね。今年のセ・リーグも楽しみですね。

(パ・リーグ順位予想の中編へつづく)

【プロフィール】 
真中満 まなか・みつる 
1971年、栃木県生まれ。宇都宮学園、日本大を卒業後、1992年ドラフト3位でヤクルトスワローズに入団。2001年には打率.312でリーグ優勝、日本一に貢献した。計4回の日本一を経験し、2008年に現役引退。その後、ヤクルトの一軍チーフ打撃コーチなどを経て、監督に就任。2015年にはチームをリーグ優勝に導いた。現在は、野球解説者として活躍している。

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