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世界を驚かせた二刀流、大スターの引退、前代未聞の不祥事...2021野球界「10大ニュース」 (8ページ目)

  • 紙井昇●文 text by Kamii Noboru
  • photo by Taguchi yukihito,JMPA,Koike Yoshihiro,Ohtomo Yoshiyuki,KyodoNews

2022年シーズンも楽天でプレーすることが決まった田中将大2022年シーズンも楽天でプレーすることが決まった田中将大この記事に関連する写真を見る田中将大が8年ぶりに日本球界復帰

 ヤンキースからFAになっていた田中将大が8年ぶりに日本球界復帰を果たした。日本最終年となった2013年に、24勝0敗という圧巻の成績を残して球団初のリーグ優勝、日本一に貢献したエースの復帰に、楽天ファンが湧きたった。

 4月17日の日本ハム戦で復帰登板を果たすも、5回3失点で敗戦投手に。2012年8月19日の西武戦以来の国内レギュラーシーズンでの黒星を喫した。同月24日に復帰後初の白星を挙げ、NPB通算100勝を達成。規定投球回にも到達したものの、最終的な成績は4勝9敗。シーズンで黒星が先行するのは、メジャーでの7シーズンを含めても初めてのことだった。

 復帰時に2年契約を交わしたが、メジャー再移籍を希望した場合は契約期間内であっても退団が可能な「オプトアウト」の権利が盛り込まれていた。だが、12月4日のファン感謝デーで、来季も引き続き楽天でプレーする意向を表明。復帰会見で「決して腰掛けではなく、本気で日本一になりたい」と述べていた田中。2年契約の最終年こそ、真のエースの姿を見せてほしいところだ。

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