ロッテ・佐々木朗希の実力を解説者5人が分析。「プロ2年目の大谷翔平より明らかにすごい」

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

 ロッテ2年目の佐々木朗希が11月6日から始まるクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージの初戦に登板する。今シーズンは11試合の登板で、3勝2敗、防御率2.27の成績を残し、とくにシーズン終盤は圧倒的なパフォーマンスを披露した。はたして、「令和の怪物」の実力はいかに? 気鋭の評論家5人に聞いてみた。

CSファーストステージ初戦のマウンドを託されたロッテ・佐々木朗希CSファーストステージ初戦のマウンドを託されたロッテ・佐々木朗希この記事に関連する写真を見る内竜也氏(元ロッテ)

 あれだけの身長があって、手足も長くて、普通なら自分の身体をコントロールするのに苦労するものですが、佐々木くんにはそのイメージがありません。しっかり使いこなせています。まだ7、8割の力で投げていると思うのですが、それでも150キロを超えるストレートを投げるのですから、とんでもない投手です。

 ストレートの速さはもちろんですが、フォークひとつとってもカウントを取りにいくのと、空振りを取りにいく球を使い分けている。ダイナミックな投球フォームゆえ大胆なイメージがありますが、ピッチングはとても繊細。ピッチングだけなら、プロ2年目の大谷翔平選手(エンゼルス)よりも明らかにすごいと思います。

 来年は開幕からローテーション投手として、1年間投げることが求められます。何勝という目標よりも、まずは1年を通して投げきること。そうすれば自ずと勝ち星はついてくるでしょう。とにかく、まだ成長途上ですし、どんな投手になっていくのか楽しみでしかありません。

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