ロッテがCS突破するための展開やキーマンは誰か。日本一経験者の藤田宗一&内竜也が語る (3ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Koike Yoshihiro

── 先発からロングリリーフに回すとすれば、誰ですか。

「石川(歩)を中に回してもいいと思います。2019年にもリリーフをやっていますしね」

── 先発は河村説人、二木康太、美馬学を起用し、不安定なら試合序盤から石川につなぐ展開もありだと。リリーフ陣でポイントになるのは?

「前半戦に状態のよかったリリーフ陣がみんな、後半はガタガタと落ちてきました。やはり唐川の状態がある程度戻って来ないと、チーム全体が回っていかないかと思います。CSに向けて、唐川がどれだけ回復してくるのか」

── シーズン序盤はセットアッパーとして29試合で防御率1.88と好投を見せていたのが、6月17日に首痛で登録抹消。9月後半に復帰しましたが、いかにいい時の状態に近づけられるかがカギになりますか。

「これまでロッテの中継ぎを支えてきたのは唐川ですからね」

── 唐川投手が好調時に近づいたら、ロッテにとって大きいですね。

「今年は5月上旬まで防御率0点台、6月に登録抹消されるまで1点台でした。いい状態で戻ってくれば、イニングまたぎもできるので大きいですよ。中継ぎの鍵を握るのは唐川。打線では初戦で安田がガツンと打ってくれれば、面白くなると思います」

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