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阪神と巨人の急失速はなぜだったのか。高木豊が両監督の采配、CSに向けたキーマンを語った (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • photo by Sankei Visual

 一方、阪神のキーマンは誰になるのか。

「やはり近本(光司)がしっかり戻ってこられるかどうかでしょう。(10月下旬に負った)ケガは右ハムストリングでしたし、間に合ったとしても足が使えるのか。先ほども言ったように、阪神は苦しい時に足で点をとってきました。盗塁王のタイトルを獲得した中野(拓夢)をはじめ、代走の植田(海)や熊谷(敬宥)たちも走って1点をもぎとってきたので、CSでもそういう野球ができるかどうかですね。

 阪神の投手では先発の髙橋(遥人)に注目です。左肘の具合(リーグ戦の最終登板で違和感を訴えた)が心配ですが、投げられるのであればやはり一番安定しています。巨人は10連敗もありましたが、レギュラーシーズン終了時の状態は巨人のほうがよかっただけに、髙橋で1勝して接戦に持ち込めるかに注目しています」

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