2021.04.12

片岡篤史のプロ野球シーズン展望。オリックスには新庄剛志が必要だった!?

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • 田中亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

片岡篤史が語るYouTubeと今季のプロ野球 中編 前編から読む>>

 3月26日に開幕した今年のプロ野球。昨年中止になった交流戦が例年通りに開催され、東京五輪が開催されれば7月19日~8月12日まで中断される。そんなイレギュラーなシーズンの展望を片岡篤史が語った。前編に続き、聞き手は人気YouTube『片岡篤史チャンネル』でアシスタントを務める吉田恵美。日本ハムと阪神で活躍し、セ・パ両リーグに精通している片岡は今季をどう読むのか。

今季の展望について語る片岡篤史と、奥がアシスタントの吉田恵美今季の展望について語る片岡篤史と、奥がアシスタントの吉田恵美 吉田恵美(以下:吉田) 今年のセ・パ両リーグの展望についてお聞きします。まずセ・リーグについては、菅野智之投手が残留した巨人が優位という見方が強いですね。対抗馬となるのはどのチームになりそうですか?

片岡篤史(以下:片岡) 巨人に対抗できるのは阪神ちゃうかな。昨年の対戦成績を見ると、阪神は巨人に対して8勝16敗。それが5分になってくれば、阪神が優勝する可能性はあるじゃないかと。2008年以降のシーズンはずっと負け越しか五分五分の成績が続いてるけど、2000年代に入ってから阪神が優勝した年(2003年、2005年)は巨人に勝ち越していますし。

 昨年は開幕戦のカードで巨人に3連敗と出鼻をくじかれてしまったのが、今年はヤクルトに3連勝スタート。大物ルーキーの佐藤(輝明)が入ってきて、開幕投手を務めた藤浪(晋太郎)にも期待しているし、いろいろな意味で阪神は魅力があるよね。

吉田 阪神の次を挙げるとすれば、どのチームになりますか?

片岡 巨人と阪神の戦力が高く、他の4チームと差があると思います。中日は、昨季の終盤のような戦いができたら。あと、どのチームも外国人助っ人がなかなか合流できない状況ですが、DeNAは(ネフタリ・)ソトと(タイラー・)オースティンが合流してどんどん打てば面白い。横浜スタジアムはホームランが出やすい球場ですし、その勢いに乗ってチームが上昇していくことはあり得ます。選手個々に力があるチームやからね。

 あと、DeNAが上に行くには山﨑(康晃)が復調しないとキツいんやないかと。彼はキレで勝負するタイプですけど、昨年はオープン戦が少なかった影響もあってか、苦労していました。先発投手と違ってリリーバーは試合に登板して肩を作っていくから、苦しんでいたのは山﨑だけではなかったけどね。今年は9回で試合が打ち切りなので、後ろの投手がしっかりしているチームがより有利やし、山﨑の存在は大事だね。