日本ハムドラ1の伊藤大海はエースの器。
野手では大型遊撃手がオススメ (2ページ目)
中京学院中京の元謙太(げん・けんだい/右投右打)は、昨年夏の甲子園では外野手として出場し、準々決勝の作新学院戦ではどん詰まりのインパクトからレフトに満塁弾を放り込んでビックリさせられたが、この夏は岐阜の独自大会で遊撃手として見事なフィールディングを披露し、またしても驚かされた。
遊撃手としてのキャリアは浅いのに、打球への反応がすばらしい。プレーに落ち着きがあり、打球へのチャージの仕方、捕球のタイミングが絶妙である。さらに、ポジションについている際、いつもどこかを見ている。打席に入る打者を見て、隣で守る二塁手、三塁手の守備位置を見て、スコアボードの旗の動きを確認し、グラウンドの荒れ具合を見る。
キャリアは浅いが、ショートをするために生まれてきたのでは......と、つい思ってしまう。元にはそんな遊撃手としての可能性を感じるのだ。
かつて日本ハムには、田中幸雄、金子誠といった大型遊撃手が不動のレギュラーとして活躍した時代があった。久しぶりに打てる大型遊撃手を育ててみても面白いのではないだろうか。
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